乳頭温泉への旅とともに田沢湖に立ち寄りたいと思いますので
田沢湖について調べてみました。
田沢湖とは
秋田県仙北市の淡水湖
日本で最も深い湖で、日本で19番目に広い湖沼
最大深度423.4m!第二位は支笏湖、第三位は十和田湖。
冬でも凍らない不凍湖です。
東京タワーが333mなので、それを遥かに超える深さですねえ
田沢湖の成り立ち
180万年前から140万年前の爆発的噴火によってできたカルデラと言われているようです。
ですが、噴火の噴出物の記録もないため隕石衝突説も検討されていたそうです。
火山は未解決なことがたくさんあるようで不思議がたくさんですね。
なぜ凍らないのか
田沢湖は、近くの駒ヶ岳や奥羽山脈の影響を受け、
1月の平均気温はマイナス3度前後。
最低気温はマイナス17度を記録されたこともある極冷地。
それでも凍らないのは、深く容積の大きい湖ほど凍るのに長い時間がかかるから。
湖面ほど温度は下がりますが、湖底は夏に蓄熱された温度の高い水があり
冷たい水は下へ、温かい水は上へと循環することで凍らないようです。
ちなみに温かい水が上にあがるのは、冷たい水より軽いからで
なぜ軽いかというと、温度よって水の体積が変化しているから。
温めた水は膨張するので、単位体積当たりの重さを比較すると、軽くなる。だそう。
幻の魚、クニマス
世界で、田沢湖だけに生息していたクニマス。
国策により今は姿を消してしまったようです。
かつては、摩周湖にせまる透明度で水産生物も豊富だった田沢湖。
日中戦争のさいに、電力確保のため田沢湖の水を利用するために発電所を建設。
さらに大量の水を必要としたため、強酸性の玉川の水を引き込んだことにより田沢湖は急速に酸性化が進み、
クニマスが生きていくことのできない環境になってしまったそうです。
その後、水質改善のための活動を続けられているようですが
今もなお、クニマスが生存していたころの環境を取り戻せてはいないようです…。
絶滅したと思われたクニマスですが、
2010年に、山梨の西湖でクニマスが発見されたようです。
過去に試験的に卵を放流されていたものが、いまも生存していたようですね。
また、現在の田沢湖ではウグイなどの酸性に強い魚が生息しているとか。
たつこ姫伝説
田沢湖といえばたつこ像
かつでこの地で暮らしていたたつこは、美しさと若さを永遠に保ちたいものと祈願し
大蔵観音のお告げ通りに泉の水を飲み龍神になり田沢湖の主として湖を守り続けている、とのこと。
また伝説によると、
男鹿半島にある八郎潟に住むたつこの恋人の八郎太郎が、毎年秋にたつこを訪れ
湖底で二人(二匹の龍)が泳いでいるから田沢湖は凍らず
龍神が不在となった八郎潟は一面凍り付いてしまうそう。
御座石神社(ござのいしじんじゃ)
御座石神社の社名は、慶安三年に秋田藩主佐竹義隆公が田沢湖を遊覧した際に
腰を掛けて休んだことに由来するそうです。
水辺の鳥居がとても美しい神社です。
御朱印も種類が多く人気だそうですね!
事前情報を取り込み楽しみになったところで、乳頭温泉を満喫してきた記事でございます
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